【生地の基礎知識】先染めとは?後染めとは?
こんにちは!エナクロ編集部です!
エナクロ編集部では、よりクローゼットづくりが楽しめるようなコンテンツを発信しています。
お洋服を選ぶときに、色味ってとても大事ですよね!
洋服は染め方や染めるタイミングによって異なる特徴があります。
この記事では、お洋服の染色方法である「先染め」「後染め」について紹介します!
直感で色を選ぶのもいいけど、知識があるとさらに楽しめると思うので、よければ最後まで読んでいってくださいね!
洋服の染色方法は2種類
「先染め」とは
・先染めを使った生地の例
◎先染めのメリット
△先染めのデメリット
「後染め」とは
・後染めの染め方は主に2種類
◎後染めのメリット
△後染めのデメリット
洋服の染色方法は2種類
「先染め」と「後染め」です。
読んで字のごとく先に染めるか、後に染めるかという点が違うのはわかると思うのですが、具体的にどういった違いがあるののでしょうか?
「先染め」とは
先染めとは、織られた布(生地)を染めるのではなく、布にする前の糸もしくは、糸にする前の繊維を染色したもののことです。
先染めを使った生地の例①デニム生地
デニム生地は、綿をインディゴ(藍)で染めたものです。横糸に白糸、縦糸に色味のある糸を使います。
先染めを使った生地の例②ダンガリー
デニムに似ていますが、ダンガリーは横糸が色味のある糸、縦糸が色味がない白系の糸を中心に使い、織られています。
先染めを使った生地の例③シャンブレー
デニムと同じように横糸が白糸、縦糸が色味のある糸を使うのですが、シャンブレーは織り方は「平織り」のものを指します。
先染めを使った生地の例④ギンガム(チェック柄や格子模様のもの)
白系の糸と色味についた色を柄になるように織ったものです。
◎先染めのメリット
- 糸自体が染色されているので深みがある色合いになる
- 色落ちしにくい
- 複数の糸を組み合わせて織ることで柄の表現ができる
△先染めのデメリット
- 染めるのに時間がかかる
- 高コスト
- 糸を染めているので人気のあるカラーや流行に素早く対応できない
「後染め」とは
後染めとは、(白地の)布を織った、もしくは編んだ後にその布ごと染めることです。
そして後染めの染め方は主に2種類あります。
後染めの種類①浸染(しんぜん)
出来上がった布を液体に沈めて染色する方法。
まとめて大量に染められるので低コストで生産可!色も安定しやすく色落ちしにくいです。
後染めの種類②捺染(なっせん)
・・型紙を使ってプリントする方法(いわゆるプリント生地)です。
先染めでは表現できないようなカラフルな模様も可能なので、売れ筋を見ながら染色できるのがメリットです。
他にもタイダイ染め(絞り染め)なんかも後染めに入ります。
◎後染めのメリット
- まとめて大量に染められるので低コストで時間がかからない
- 色やプリントのデザインが変えやすいので流行の色や柄で染められる
△後染めのデメリット
- 色彩に深みが出づらい
- 多色で染めると他の糸に色移りすることがある
いかがでしたか?
染めるタイミングや染め方によって風合いなどが変わるので、出来上がった洋服の色だけでなく、染め方などに着目してみるのも面白いかも?
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▷編集: ogi サユリ 編集サポート:おっくん
最後まで読んでくれてありがとうございます☺️
少しでもクローゼットづくりが楽しくなるような知識をお伝え出来ていたら嬉しいです。
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