こんにちは！エナクロ代表のサユリです！

 

今回は久しぶりに私語りなブログです。

ありがたいことに取材や登壇のお仕事をたくさんいただいていろんなところでいろんな話をしているうちにブログを更新しないでずいぶん時間が経ってしまいました・・・

 

このブログでは、メディアでは語りきれていない私が日頃考えているファッションのことや、実際にエナクロのお店に遊びに来てくれるお客様たち話をしたいなと思っています。

 

 

 

 

 

 

エナクロが大切にしているファッション観とは

 

エナクロは、「アパレルブランド」であることにこだわってきました。

その理由は、イベント企画屋さんでもなく、社会問題解決事業でもなく、エコ活動でもなく、

私たちが思う「ファッション観」を表現するためのブランドであることを伝えたかったからです。

 

私が、ファッションが好きなのに、その時の業界を見て本気でファッションを楽しめないと思ってしまったことが創立のキッカケになっているのも、このことにつながっています。

 

 

ファッションって、見せるためにあるのではなく、「暮らしの中の一部として」あるものだと思うんです。

 

どんなまちで、どんな仕事をして、どんな遊び方をして、そしてどんな服を着るのか。

その中で、その服の背景には”絶対に”服をつくっている人がいる。

 

そんなことを考えながら、日々自分のワードローブをつくる人生がとても楽しいと思うんです。

だからそれを純粋に表現したかった。

 

服は、最初に作られた状態から、着る人によっていろんな変化をしていきます。

よれ方、擦れ方、色褪せ方、破れ方、

 

古着には、そういう前の人の人生がすこーしだけ垣間見れる、そんな楽しさがあります。

 

 

一流ブランドの服でも、よく分からないお店で買った服でも、お気に入りのお店で買った服でも

生活の数だけ着方があって

その中で着こなされている服を見るのが私は大好きです。

もちろん、出会った服を私が私らしく着こなせた日も大好きです。

 

一年前の私と今日の私は、ちょっと違うし、一年前に会ったあの人と今日のあの人もまたちょっと違うと思う。

計り知れない変化が起き続けている世界で、服が生まれ、循環していくことを私はこれからもたくさん感じて生きていきたい。そんな私の人生に、みんなを少しだけ巻き込んでみようかなと。

 

これがエナクロのファッション観かなと、そう信じています。

 

 

 

エナクロが大切にしているみんなの話

 

エナクロを立ち上げてからもうすぐ5年。長いようで短いこの5年の間に本当にいろんなことがありました。

この5年間、コロナのロックダウン中をのぞき、毎月欠かさずPOPUPを続けてきました。

「洋服」という管理がとても大変なアイテムを扱いながら、搬入搬出・店内レイアウト・動線設計。そして毎月のPOPUPに合わせて集客、実際本当に大変でした（笑）

 

それでも続けられたのは、応援してくれたり、共感してくれたり、一緒にエナクロをつくってくれたみんなに「POPUPを続けることで」会えるからです。

 

 

私が表現したかったものは、私の力だけではどうにも形にはならず、ただひとりでもがいでいただけだったけど、「エナクロ」のお陰で私はみんなに会えて、そのみんなが少しずつ、私が表現したかったものを形にしてくれました。

 

 

CLOSETtoCLOSET（クロクロ）では、私がこの手で服を引き継いでできているお店だからこそ感じられる服の前の持ち主のファッション観を、気づいたらわたしと同じように楽しんでくれるひとがちらほら集まり、その楽しさを私に伝えてくれています。

 

あれ？テレパシー？って思うくらい同じような感性で服たちを眺めているひとがいたり、私が見落としそうになっていた良さを気づかせてくれたり、そんなファッション観もあるのか！と驚かされたり。

 

私が言語化できなくてもどかしかったことを、お客さんのみんなが私に伝えてくれる言葉を借りて言語化できたり、

私が妄想の中で見ていた景色が、お客さんのみんなによって実際に私の目の前で起きたり。

 

一緒に服で遊んでくれたり、服に関する悩みを私に打ち明けてくれたり。

 

 

upHANDでは、「服を着た時に感じること」を大切にものづくりをしている中で、自分たちがつくったもののシンデレラのみんなが次々に現れて、服が旅立っていくのを見れる店頭は、本当に最高です。

（シンデレラというのは、その服が一番似合うひとのことを言っています）

 

 

そんなみんなに出会えるのがエナクロ。

エナクロはこれからも少しずつ前に進んでいきますが、大切にしていることは変わりません。

 

 

これを読んでくれているあなたも、「みんな」に入っています。

ここまで読んでくれてありがとう。

 

 

もうすぐ6年目に突入！これからもがんばります！

 

 

これからもぜひPOPUPに会いにきてくれると嬉しいです。

今回はここまで！