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クローゼットに防虫剤は使っていますか？

防虫剤は、市販のものでもさまざまな種類のものがあるので、どれが最適なのか迷いますよね。

この記事では、衣類用防虫剤の種類と選び方をご紹介します！

正しく防虫剤を使い、大切なお洋服を虫から守りましょう！

 

 

 

 

 

 

衣類用防虫剤の主成分の種類

一般的に市販されている衣類用防虫剤は大きく分けて４種類あります。

防虫剤は、気化（ガス化）し、クローゼットに充満して防虫効果を発揮する仕組みです。

 

50℃以上の高温になったり、2種類の防虫剤を一緒に入れるとガス状にならずに液体となって衣服にシミをつけることがあります。

それぞれの成分の特徴を知り、基本的には防虫剤の併用は避けましょう。

 

 

パラジクロルベンゼン

防虫剤のなかで一番揮散が早く効き目が広がります。

なので、ウールなどの虫のつきやすい衣類に適しています。

効き目が早い分、効果も早くなくなり、、臭いも早く飛ぶのが特徴です。

高温多湿の場所では溶けて染みになるので注意。

 

パラジクロルベンゼンが併用できない成分

ピレスロイド系の防虫剤以外すべて

 

パラジクロルベンゼンが使用できない衣類

塩化ビニール製品・スチロール製品(装飾ボタン、帯止め、スパンコール、ビーズ類など)合成皮革・ラメ・金糸・銀糸

 

▷パラジクロルベンゼン防虫剤の例を見てみる

ナフタリン

ナフタリンが併用できない成分

ナフタリンが使用できない衣類

ラメ・金糸・銀糸塩化ビニール製品（バック・ベルトなど）

 

▷ナフタリン防虫剤の例を見てみる

 

 

しょうのう（樟脳）

古くから使われている防虫剤で、基本的に全ての衣類に使用できます。

効き目が長期間持続し、自然由来成分なので、衣類や環境にも優しいことが特徴です。

着物などデリケートな衣類にもおすすめ！

 

しょうのう（樟脳）が併用できない成分

パラジクロルベンゼン

 

しょうのう（樟脳）が使用できない衣類

なし

※金糸・銀糸・金箔には直接触れないように気をつけてください。

 

▷しょうのう防虫剤の例を見てみる

 

 

ピレスロイド系

防虫剤特有のニオイがなく、ほかの防虫剤と混ぜて使えるのが特徴です。

臭いがないので交換次期を忘れがちですが、商品ごとの交換時期はしっかり守りましょう。

 

ピレスロイド系が併用できない成分

なし

 

ピレスロイド系が使用できない衣類

真鍮・銅が入っている物ボタンが付いた服

 

▷ピレスロイド系の例を見てみる

 

 

★クリーニング店の防虫加工

クリーニング店の防虫加工は、ガス化しないので臭いも全く無く次のクリーニングまで半永久的に効果が持続します。
また、他の防虫剤の兼用や人体への安全性も問題ないので、収納方法や防虫剤の取り扱いに不安な方にはおすすめです。

 

 

 

衣類用防虫剤の設置場所別のタイプ

置く場所や、収納の形に合わせて、大きく３種類のものが販売されているので、用途に合わせて選ぶとより効果を発揮します。

 

吊り下げ型の衣類用防虫剤

吊り下げ型の衣類用防虫剤は、防虫剤本体にフックが付いており、パイプやハンガーに引っ掛ける形で吊るして使用します。

洋服ダンスやウォークインクローゼットに掛けて収納している衣類に防虫剤を使用したい方は、吊り下げ型がおすすめです。

商品によって適用範囲が異なるため、収納スペースの大きさに合うかしっかり確認して使いましょう。

 

▷吊り下げ型防虫剤の例を見てみる

 

 

引き出し型の衣類用防虫剤

引き出し型の衣類用防虫剤は、狭い範囲を効率的に防虫できます。

タンスや衣装ケースなど、衣類を折り畳んで収納するなら引き出し型がおすすめです。

引き出し型のものは、交換をお知らせする取り替えサインが付いていたり、置く方向が決まっている場合もあるので、使い方をしっかり確認して使いましょう。

 

▷引き出し型防虫剤の例を見てみる

 

 

置き型の衣類用防虫剤

置き型の衣類用防虫剤は、大きめサイズで空間全体に薬剤が行き渡ります。

クローゼットや押入れ全体を防虫するなら、置いておくだけで周囲の衣類を防虫できる置き型タイプがおすすめです。

他の

タイプより大きさは少し大きいですが、1つで広い範囲を防虫できるので経済的とも言えますね！

 

▷置き型防虫剤の例を見てみる

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございます：‐）
ぜひ一緒にクローゼットづくりを楽しんでいただけると嬉しいです！

 

 

 

 

参考文献：クリーニング店おすすめ.com  匠抜き

編集：サユリ