セーター(ニット)の種類と特徴をご紹介!
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お洋服には大きく分けて布帛(ふはく)とニットの2種類があります。
セーターとは、編みあげて作られたニット生地でつくられたトップスのことで、セーターにも形やルーツによりさまざまな種類があります。
この記事では、代表的なセーター(ニット)の種類と特徴をご紹介します!
- カーディガン
- プルオーバー
- リブセーター
- アンサンブル
- アランセーター
- アーガイルセーター
- カウチンセーター
- チルデンセーター
- ノルディックセーター
- フェアアイルセーター
- ホールガーメント
カーディガンとは
(cardigan)
カーディガンとは、前開きのセーターの総称です。日本では「カーデ」と略されることもあります。
一般的には襟がなく、Vネックラインにボタンフロントが施されていて、ボタンの位置によって2種類に分けられ、「ハイボタン型」と「ローボタン型」と呼ばれる。
名称はクリミア戦争の時、カーディガン伯爵が戦場で考案した襟なしの手編みの上着に由来していると言われています。
プルオーバーとは
(pulll over, jumper)
プルオーバーとは、かぶる形の前開きではないのセーターの総称です。
多彩なネックラインが特徴で、イギリスではこれをジャンパーとも呼ばれます。
リブセーターとは
(rib sweater)
リブセーターとは、リブ編みで作られたセーターの総称です。
リブ編みとは、ゴム編とも呼ばれ、筋状に浮き出た模様(畝)が特徴で、伸縮性があり身体にフィットしやすいです。
太畝や細畝などの種類もあります。
アンサンブルとは
(ensemble , twin knit)
アンサンブルとは、素材、色、編地が同じのカーディガンとプルオーバーが一対になって組み合わされるセーターのことです。
ツインセット、ツインニット、カーディガンセット、海外では「twin sweater」などとも呼ばれます。
アランセーターとは
(aran sweater, irish sweater)
アランセーターとは、アイルランドのアラン諸島から発症した手編みセーターのことです。アイリッシュセーターとも呼ばれます。
漁業が主産業なことから、フィッシャーマンズセーターの原型とされており、防寒防水の機能があり、厚手のウール素材で作られていました。
ダイヤやケーブルなどの編み込み模様が特徴の「アラン模様」で、ざっくりとした丸首形が一般的です。
アーガイルセーターとは
(argyle sweater)
アーガイルセーターとは、複数のダイヤ柄あるいは菱形の格子模様(アーガイルチェック)を特徴としたセーターのことです。
スコットランド発祥と言われ、名称はスコットランド西部のアーガイル地方に由来していると言われています。
ウールやカシミアなどの暖かく柔らかな素材が使用されることが多く、英国の伝統的なセーターの一つで、アイビールックの主要なアイテムとも言えますね!
カウチンセーターとは
(cowichan sweater)
カウチンセーターとは、カナダのバンクーバー島の先住民カウチン族から由来した伝統的なセーターです。
油脂の含んだ羊毛を使って編まれたオイルドセーターの一種で、撥水性と防寒性に優れている防寒用の丈夫なセーター。
幾何学模様と木や動物などをモチーフにした独特な模様と小さなショールカラーが特徴で、プルオーバー型とジッパーフロントのカーディガン型があります。
カウチンセーターにフードをつけたカウチンパーカや、ラグビージャージー仕立てにしたカウチンラガーセーターなどの派生した形もあります!
チルデンセーターとは
(tilden sweater, cricket sweater)
チルデンセーターとは、Vネックの衿ぐり、袖口や裾にストライプを入れたケーブル編の厚手のセーターのことです。
テニスセーターやクリケットセーターとも呼ばれ、名称は1920年代に活躍したアメリカのテニス選手ウィリアム・チルデンに由来していて、トラッド感とスポーティーさを兼ね備えています。
ノルディックセーターとは
(nordic sweater, ski sweater)
ノルディックセーターとは、北欧のノルウェーから発祥した伝統的な厚手のセーターのことで、ノルディック柄が特徴です。
スカンジナビアンセーター、ラップランドセーター、スキーセーターとも呼ばれています。
雪の結晶、トナカイ、ツリーオブライフなどの北欧をイメージできる柄が使われるのが一般的です。
フェアアイルセーターとは
(fair lsle sweater)
フェアアイルセーターとは、スコットランドのフェア島(アイル)から発祥した、幾何学的な横段柄とカラフルな色彩が特徴のセーターのことです。
シェットランドウール素材を使用し、手編みで作られるのが一般的です。
かつて漁師たちがフィッシャーマンズセーターとしてよく使用されていたと言われていますが、1922年に英国のウインザー公がゴルフウェアとして着用し、世界的に知名度が高まったといわれています。
ホールガーメント
(wholegarment)
ホールガーメントとは、SHIMA SEIKIが独自に開発した、無縫製ニットウェアのことです。
従来の方法では、複数のパーツを別々に編んでから組み合わせる必要があったが、世界初のホールガーメント横編機によって縫い合わせる必要がなく、編み地自体が一体化してつくられています。
シーム(縫い目)のないことによる着心地の良さや伸縮性、フィット感が特徴です。
※ホールガーメントは、島精機製作所の商標です
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参考文献:littlefashionnotes.com fashionsnap.com
編集:サユリ
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