energy closet energy closet』はお洋服の循環をつくり表現していく  ”服を売らないアパレルブランド”です。     “クローゼットをお気に入りの服で満たす” ”着なくなった服は引き継いでいく”     みなさまが今よりもさらに自分のクローゼットを愛すお手伝いができたら幸いです。  こちらのサイトではPOPUPショップの事前予約チケットや、  新たにリメイクされたアップサイクルアイテムがご購入いただけます。 energy closet

【スカートの歴史】なぜ男性はスカートを履かなくなった?

こんにちは!エナクロ編集部です!

エナクロ編集部では、よりクローゼットづくりが楽しめるようなコンテンツを発信しています。

 

 

 

 

 

なぜ男性はスカートを履かなくなったのか?

スカートが誕生した頃は、男性女性ともに履かれているのが当たり前だったそうです。
ではなぜ女性しかスカートを履かなくなったのでしょうか?

今回は、時代とともに変化したスカートの歴史や、男性がスカートを履かなくなった理由などをご紹介します!

 

 

【目次】スカートの歴史

 

energy closet
撮影:energy closet

 

 

1.スカートとは

スカートとは、下半身を覆う筒状の衣服のこと。
ワンピースや股のところで分かれているキュロットも、スカートと同じくくりにされることが多いです。

 

スカートは、時代の変化に合わせて形を変えてきたので、その歴史を簡単にご紹介します。

 

▼スカートについてはこちらもchek!

スカートの名前・種類【丈・シルエット・デザイン別】まとめました!

 

 

2.スカートのはじまりは古代エジプト時代

スカートの誕生は古代エジプト時代。

ファッション史では、古代エジプト人の用いた腰巻「ロイン・クロス」(loin cloth)がスカートの最も原始的なものとされており、今のスカートと違って、手拭のような小さな腰布で、ボタンも紐も留め金もなく、布そのものを結んで腰に巻いたものです。

 

古代では、形状や素材は違ったとしても多くの地域で常用されており、現代でも一部の原始的な民族が着用しているスタイルです。

 

 

3.スカートのデザイン性が高まった理由

中世になると、ヨーロッパを始めとして洋裁技術が発展していきました。

それに伴い、布切れを輪にして一方を縫い筒型にし、ウエストにひもを通して締めたものがスカートとして登場しました。

次第にスカートは、ファッションを楽しむためのアイテムとして認識されるようになり、機能性よりも装飾性や美しさが重視されはじめます。

それまでは男女ともに常用していたスカートに対して、“女性が履くもの”という概念が生まれたのもこの頃です。

中世のヨーロッパでは男性の下体衣にズボンが現われたことに対して、スカートは大部分が婦人のものとして使われていったそうです。

 

1375年に鋼鉄針が開発されて以来、ヨーロッパでは洋裁技術が進み、服の構造に立体的なものがみられるようになります。その後、ゴアー(まち)の技術が導入され、現在のサーキュラー・スカート(circular skirt)にみられる円形裁断が考案されます。

それに伴い、貴族の間では、膨らみのある立体的なスカートが好まれるようになり、18世紀ロココ時代のフープ入りのスカートはその最高潮だと言われています。

同時に、コルセットで腰を締めつける動向も並行したそうです。

 

 

4.スカートの丈が変化

産業革命によるミシンの普及もあり、18世紀ではより多彩なデザインのスカートが生み出されるようになりました。

西洋を中心に足首までの長さが一般的だったスカートの丈が、ココ・シャネルが足首の丈よりも短いスカートをデザインしたことをきっかけに、1920年以降スカート丈はふくらはぎ、膝下と短くなっていきました。

 

ロンドンのデザイナーであるマリー・クヮントが、太ももをあらわにしたミニスカートを若者向けにデザインし、当時の人気モデル・ツイッギーが履いたことで人気に拍車がかかり、1960年代にミニスカートブームが起こります。

 

1960年代の女性解放運動やフェミニズム運動も相まって、活発に動けるミニスカートは、新しい女性の自由な生き方を象徴するものとも言われましたが、

ココ・シャネルは、断固としてミニスカートの流行に流されず、「女の膝は、最も醜い部位だから見せてはいけない」という独自の哲学を守り続けたそうです。

 

 

 

5.男性がスカートを履かなくなった理由

古代においてはミニスカートは奴隷や兵士、すなわち男性の衣服でした。

男性がスカートを履かなくなったのは、ズボンが現れた中世時代からです。

それまでは男女ともスカートを常用していましたが、

ズボンの方がスカートよりも機能性が高く、乗馬や戦いに従事していた男性からの支持を集めていたことと、

この頃は、女性が男性と同じ服装をすることは許されないという風潮があったと推測されることから

男性はパンツ、女性はスカートというスタイルが確立されていったと考えられています。

 

 

 

6.スカートの日本上陸は明治時代

スカートが日本に渡ってきたのは明治時代といわれています。
津田梅子女史が、使節でアメリカに渡った際に着用したのが最初だそうです。

 

その後スカート着用が定着していき、1960年代のミニスカートブームでは、日本でも多くの女性がモデル・ツイッギーに憧れてミニスカートを履きました。

 

やがて女性も工場で働くようになったり、女性解放運動が行われたりした影響で、パンツスタイルも定着するようになったそうです。

 

 

 

今後もまた新しいデザインや流行が生まれていくと思うので、歴史を辿りながら予想してみるのも楽しいかもしませんね!

もし、クローゼットに眠っているスカートがあれば、ぜひCLOSETtoCLOSETで今の気分に合うものに交換してみてくださいね!

 

 

▽スカートをオンラインショップで探すならこちらから【AD】

 

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございます:‐)
ぜひ一緒にクローゼットづくりを楽しんでいただけると嬉しいです!

 

 

参考文献:ESMODE Fashion Work Media    VOGUE JAPAN

編集: ogi サユリ 

 

関連情報

energy closet(エナクロ)公式サイト

energy closet energy closet

『energy closet』が運営するCLOSETtoCLOSET(クロクロ)は、クローゼットに眠っている洋服を3着持参すると、好きな古着3着と交換できるポップアップショップです。売れない、サイズが合わない、通販で失敗した洋服があれば是非お持ちください!事前予約チケットや、古着リメイクしたアップサイクルアイテムがご購入いただけます。

屋号 energy closet
営業時間 11:00~21:00
定休日 なし
代表者名 三和 沙友里
E-mail info@energy-closet.com

コメントは受け付けていません。

特集