ドロスト/ドローストリングとは?【ファッション単語帳】
ドロスト/ドローストリングとは?
ドロストとは、英語の「drawstring(ドローストリング)」の略語で、主に衣類やバッグのデザインで使われる調節用の紐やコードのことを指します。ひもを引きしめることにより、ウエストなどのサイズを調節するとともに、たっぷりとした感じを出すようにしたデザインです。
ドロストデザインの歴史
ドロストの起源は明確ではありませんが、衣類の調節機能やデザイン要素として使われるようになった経緯をたどると、非常に興味深いのでご紹介します!
古代から中世のドロスト
古代の衣類では、ドロストのような調節機能があった可能性があります。例えば、エジプトやギリシャの衣類は、リボンや紐で締めるデザインが見られました。これらの衣類は、身体に合わせて調整できるように作られており、ある意味でドロストの初期形態と言えます。
中世ヨーロッパでは、衣類の調節のために紐やベルトが使用されました。特に、男性のコートやジャケットの袖口やウエストに紐が使われ、サイズ調節やデザインの一部として機能しました。
近代のドロストの発展
19世紀には、ドロストのデザインが本格的にファッションに取り入れられました。特に、コルセットやウエストの絞りに紐が使われ、ドロストの機能が強調されるようになりました。この時期には、実用性だけでなく、装飾的な要素としても使われるようになりました。
20世紀初頭のファッションでは、ドロストはカジュアルウェアやスポーツウェアに取り入れられるようになりました。特に、ジャージやパーカー、スポーツウェアのウエストや袖口にドロストが使われ、調節機能とともにスポーティーなスタイルが強調されました。
1960年代〜1980年代には、ドロストデザインが広く普及し、カジュアルファッションやストリートファッションにおいて重要な役割を果たすようになりました。特に、アウトドアウェアやアクティブウェアでの使用が増加し、機能性とデザイン性が融合したスタイルが確立されました。
近年のファッションでは、ドロストデザインがより広範囲に取り入れられています。スポーツウェアだけでなく、ドレッシーなアイテムやアクセサリーにも使われるようになりました。特に、ドロストを使用したデザインがファッションのトレンドとして定着し、さまざまなスタイルで見ることができます。
現代のドロスト
現代では、ドロストデザインがファッションアイテムやインテリアアイテムにおいて多様な形で使用されています。シンプルなカジュアルウェアから高級ファッション、アクセサリー、インテリアまで幅広い分野で見られるようになり、デザインの自由度が増しています。また、持続可能性を意識したデザインやリサイクル素材の使用が進んでいます。
ドロストデザインの歴史は、古代から現代に至るまで、機能性とデザイン性の両方を兼ね備えた重要な要素として発展してきました。最初は調節機能として使用されていたドロストが、時代と共にデザインの一部としても重視されるようになり、現代のファッションにおいては、見た目と実用性を兼ね備えた多様なデザインが楽しめるようになっています。
ぜひコーディネートに取り入れてみてくださいね!
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