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日本で何百年も使われてきた「襤褸」について

こんにちは!energy closet(エナクロ)代表のサユリです!

 

皆さんに質問です。

タイトルの漢字、なんて読むかわかりますか?

 

 

タイトルの漢字、これは襤褸=ぼろ と読みます!(「らんる」とも読みます)

 

 

この襤褸からインスパイアを受けて作られた洋服は多々あります。

今回はそんな襤褸について解説していきたいと思います!

 

 

 

 

 

襤褸とは

 

襤褸とは一体何なのか。

言葉の意味を検索するとこのように出てきます。

 

 

① 着古して破れている衣服。ぼろぎもの。
② 使い古して役だたない布。つづれ。ぼろきれ。
③ 破れているもの。こわれているもの。また、役に立たないもの。他の名詞の上に付けても用いる。
④ 糞。特に、馬糞。
⑤ 隠されている欠点。また、失敗。破綻。

 

 

今回特に注目したいのは①と②です。

襤褸とは言葉のとおり、「使い古されて敗れている布もしくは衣類」を指します。

 

 

 

襤褸は木綿が貴重だった東北地方を中心に使われてきた継ぎ接ぎと刺子で重ねられたボロい着物です。

野良着から肌着、夜具(寝具)、生活に密着したもの全てを擦り切れるまで使い、空いた穴を継ぎ接ぎしまた使う、そしてまた開いた穴をふさぐ、そうやって何層にも重なり合った布が無作為の美を生み出します。

 

ヨーロッパやアメリカのパッチワークキルト、またインドのカンタ、ラリーキルトは模様を生み出すことに重きを置いておりますが襤褸はまず第一に使い続ける・寒いので丈夫にしたいという用途の中で生まれたものです。これを民芸では用の美と呼びます。 

 

 

そこには新しい物からは生まれない独特の風合いがありました。

 

 

襤褸は主に藍染を継ぎ接ぎ、何層にもミルフィーユの様に重ねたものです。

藍染木綿は元々西日本が産地で木綿生産の起源は福島県会津地方と云われています。

それより以北の地では木綿自体が大変高級品で日常使いの衣服には麻を用いていました。

 

北前船などによりもたらされた木綿は麻に比べ温かく厳しい冬を迎える東北地方では大変貴重な品でした。

一反の木綿さえ手に入らず、江戸や京都で使い倒された布団皮などのハギレを継ぎ接ぎし野良着や布団皮、寝具(夜着)といった日用品を作り使用しました。

 

襤褸の魅力はその様々な藍染や型染がモザイクの様に用いられたことによる色合いです。

藍染と一言でいってもその濃淡は様々、模様も格子や縞などバラバラです。

そういった色々な生地や模様が代々繋げてきた家族の歴史と相まり民藝としての魅力を放つに至ったのです。

 

💡豆知識💡

襤褸を表現する言葉に「溶ける」とありますが、これは何層にも重なり合った布が融け合い融合したかのように見えることからくる表現です。

 

 

 

 

何層にも融け合うかのように重なり合った襤褸は大変希少性も高く、襤褸の中でも高額での買取になることがあります。

もちろん布に使われた木綿糸の質も大切です。やはり手紡ぎ・手織りが最も糸味のよい木綿と言えるでしょう。

 

生活をするために継ぎ接ぎをするしかなく、出来上がったものが時が経ってから価値が高くなっているのもすごいことですよね!

 

 

 

 

襤褸は時代を重ねて育くまれてきたもののため表面に来れば来るほど若い布が用いられやすい傾向にあります。

また染料も時代のある木綿だと自然染料ですが、近年になると化学染料も用いられるようになります。

 

染料の使い方からも歴史を感じることができます!

 

 

 

 

 

そして忘れてはいけないアクセントになるものが刺子です。

襤褸は継ぎ接ぎを補強させるために刺子がされているものも少なくありません。

藍染の中に白い刺子が程よいコントラストとなっているのです。

青森県津軽地方に伝わる伝統技法で「こぎん刺し」と呼ばれるものがあります。

 

青森の襤褸は藍染の麻です。これに木綿糸で刺し子をし補強しながら使い続けます。

青森県では木綿が育たず麻布を日常着に用いておりました。

江戸時代、享保時代の倹約令により農民は木綿の使用が禁止され藍染の麻布を着衣としていたという時代がありました。

その後糸の強い木綿糸が手に入るようになると麻布に刺繍をして粗い布目を埋め空気を逃がさない工夫をするようになります。

麻も木綿と異なり目が粗く通気性が良いため厳しい冬を過ごすため麻布を何層にも重ね刺子で補強をして用いました。

何層も重なっているためその重量も数㎏、時には10㎏を超えるものさえあります。

 

10kgを超えるとなると実用性があるとは言えないなかなかの重さですよね、、、

 

 

 

襤褸の刺子は生活の中から生き抜く知恵として生み出されたものです。

分厚い布の層にはそれだけ人々が生活してきた歴史があります。

 

 

 

襤褸はBOROテキスタイルとして昨今海外を中心に注目を集めています。

襤褸の精神は現代の消費社会とは対極にあります。不規則的に修復された布が生み出す色と精神の調和は多くのファッションデザイナーや現代アーティスト、美術品コレクターのインスピレーションを駆り立てました。

 

 

 

 

 

 

 

 

根底にはモノを大事に使っていきたい気持ちがあり、どうしたら使えるのか考えた結果、形になったものだと私は考えます。

今はモノや情報が溢れている時代ですが、襤褸のように一つのモノを大事に使う精神をこれからも忘れないで持っていきたいですね!

 

 

今回はここまで!

 

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