いろんな種類の袖(スリーブ)について
こんにちは!エナクロ編集部です!
皆さんは洋服の袖の種類がたくさんあるのは知っていますか? ふんわりしている袖や、ひらひらとした形の袖、先にかけて大きく広がっている袖などたくさんの種類がありますよね。
今回は身近だけど、意外と知らない袖の呼び方や違いについてまとめてみました。
毎日着ている洋服の袖の名前や違いを知れば、お洋服選びがもっと楽しくなるはずです!
よく見る袖のつけ方には、大きく三種類あります。
①肩のラインに沿うセットインスリーブ
②肩よりも下に袖をつけるドロップショルダースリーブ
③首元から脇にかけて袖をつけるラグランスリーブ
それぞれについて詳しく解説していきます!
①セットインスリーブとは
セットインスリーブは肩のラインに沿って袖をつけます。あらゆる袖の基本となる袖のつけ方です。
ヒラヒラとした袖のフレアスリーブや、大きく膨らんだ袖のバルーンスリーブも、袖のつけ方はセットインスリーブである事が多いです。
シンプルで癖がないので、あらゆるデザインの洋服があり、たくさんのコーディネートに利用できるというメリットがあります。
セットインスリーブの洋服を選ぶ際は肩のラインをしっかりと体に合ったものを選ぶと◎
②ドロップショルダースリーブとは
ドロップショルダースリーブは袖付け部分を肩より落としてあるデザインのことです。普通の肩のラインよりも丸みのあるデザインが特徴です。
コーディネートが程よく力の抜けた印象になるというメリットがあります。昔からある形ですが、数年前からゆったりとした抜け感のある着こなしが注目され、今人気の高い袖のつけ方になっています。
肩の位置が定まっていないドロップショルダーは、肩幅を気にせず着用できるので、肩幅の狭い方でも広い方でも気軽に着こなせます◎
③ラグランスリーブとは
ラグランスリーブは襟元から脇にかけて斜めに袖がつけられています。
約45度の角度で胴体の布と首回りに接続されている袖の種類です。
袖付けが、ネックラインから袖下にかけて斜めに切り替えてあり、肩と一続きになっている袖の形です。
カジュアルなTシャツやスポーツウェアのデザインに多い印象です!
肩のポジションが決まっていないので、ドロップショルダーと同じように肩幅を気にせず着用できる点がメリットとして挙げられます。
また、肩に斜めの切り替えが入るのでデザインとしても楽しめます。
しかし、その形状の問題でセットインスリーブよりも生地ロスが多くなり、お値段が高くなる事も多いという欠点もあります。
💡豆知識💡
19世紀の欧州でのクリミア戦争の時、
英国の「ラグラン将軍」が考案した事が名前の由来と言われています!
その他のニッチな袖の種類
代表的な3種類の袖について解説してきました。
ここからは先ほど紹介した3種類の袖よりもニッチなものについて簡単な説明をしていきたいと思います!
パフスリーブ
バルーンスカートのような膨らみが特徴の袖です。
長袖はなくて半袖が多く、ノースリーブに近いものもあります。
フレアスリーブ
フレアスカートのように袖口に向かって広がっていく特徴の袖です。
長袖は基本的になく、半袖が大半で一部七分袖のものもあったりします。
フレンチスリーブ
袖の布にて、別の布を縫い合わせるのではなく、胴体の布からそのまま続いているのが特徴の袖です。
ノースリーブと半袖の中間くらいと思っていただければほぼ間違いないです◎
半袖に見えるノースリーブといったところでしょうか。
少し詳しく説明すると、
ノースリーブは袖の無い服の総称なので、洋服の区分上ではフレンチスリーブはノースリーブに含まれます。フレンチスリーブで袖に見える部分はパターン上では肩幅となります。しかし肩幅が長いため、見た目が半袖になります。
そのためフレンチスリーブ = 「ノースリーブでありながら半袖に見えるスリーブ」ということになります。
バナナスリーブ
バナナやブーメラン、または三日月を縦型にしたような、中央が膨らんだ形をした袖の種類のことを指します。
ラッフルスリーブ
『ラッフル(ruffle)』とは、「しわくちゃにする、波立つ」という意味の言葉で、ぺプラムのようなひらひらした布地を袖につけたものを指します。
タックスリーブ
袖のいずれかの箇所にタック(折りヒダ、畳みヒダ)が入ったものを指します。
タックが入る箇所は様々ではあるものの、どこかしらにタックが入っているものが『タックスリーブ』と呼ばれます!
ドルマンスリーブ
サルエルパンツのトップス版のようなデザインの袖の種類です。シルエットとしては翼を広げたコウモリのような形をしています。
サルエルパンツが股下が余分に長いのに対し、ドルマンスリーブは脇の下が余分にあいた、ポンチョ風デザインのゆったりした袖をしています。
💡豆知識💡
ドルマンと言う言葉は、トルコ人の用いたドルマンというアウター服の袖に似ていることが名前の由来とされています!
袖の長さ
ノースリーブ(スリーブレス)
袖のないもの。年々、暑くなってきているのでノースリーブを着用している方が増えてきている印象があります!
ハーフスリーブ
半袖のこと。二の腕の真ん中あたりから肘あたりまでと長さの幅が広いのが特徴です!
七分袖
半袖と長袖の中間くらいの袖
だいたい肘から手首の間までの長さの袖であることが多いです!
ロングスリーブ
長袖全般を指します。最近だと袖の長さが腕の長さより長いものもあります!
【番外編】 カフスとは?
『カフス(cuffs)』とは、「袖口」または「袖口の布」というような意味です。
カフスボタンと呼ばれるアクセサリーも存在しますが名前の通り袖口につけるボタンのことです!
フォーマルな格好をする際にYシャツの袖口につけている方がいらっしゃる印象です。
タイピン以外のアクセサリーとしてつけてみるのもいかがでしょうか?
袖の種類には代表的なものだけでもこれだけの種類があります!
紹介しきれていない袖の種類もたくさんあるので気になる方はさらに深掘りしてみてくださいね☺︎
今回はここまで!
▷参考文献
ファッションガイドJP
https://fashion-guide.jp/parts/sleeve.html
NARU
https://narufactory.shop/html/page18.html
Modalina
https://www.modalina.jp/kind/sleeve.html
▷編集: ogi サユリ
最後まで読んでくれてありがとうございます☺️
少しでもクローゼットづくりが楽しくなるような知識をお伝え出来ていたら嬉しいです。
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