ダウンジャケットの起源とは?ある男性が死にかけたらしい?!
こんにちは!エナクロ編集部です!
冬によく着用されるアイテムについて紹介!
第3回は「ダウン」です!
アウトドアブランドの重量系のアウターであったり
某ファストファッションの超軽量系のアウターがきっかけで
よく着用されるようになった「ダウン」
実はそのダウンが生まれたきっかけはある男性が寒さで死にかけたからってご存知でしたか?
今では冬になったら当たり前のように着用されるようになったダウンを開発したのは
ドイツ系アメリカ人のエディー・バウアー氏。
日本でも店舗展開をしているアメリカブランド「Eddie Bauer (エディー・バウアー) 」の創業者です。
このエディー・バウアー氏、多岐に亘るスポーツ愛好家で、釣り、テニス、スキー、ゴルフ、ハンティング、カヌーなどを年中嗜み、釣りやゴルフに至ってはロッド (竿) やゴルフクラブを自作して使っていたそうです。
そんな彼が真冬の釣りに出かけた際、あまりの寒さに危うく凍死寸前の低体温症になってしまったことがダウンジャケット誕生のきっかけでした。
真冬でも釣りがしたい彼は、水鳥の羽毛に着目し、服を作ることを考えます。
サンプルを作ってみるものの着用すると羽毛が下に偏ってしまい、洋服としてうまく機能しません。試行錯誤を繰り返す中で、ダウンを菱形の状態でキルティングすることで生まれたのが、世界初のダウンジャケットでした。
冬のアウターとして定着し需要が伸びていった「ダウン」
一方で、原料としての羽毛の枯渇を心配する声があります。
飼育日数の短い安価な食用水鳥が増産されるようになり、高級食用とされる昔ながらの水鳥の数が減っています。
羽毛はその副産物なので、良質なダウンが供給されないという傾向にあります。
需給と供給のアンバランスを解消することが求められているのです。
また生きたまま羽根をむしられて殺傷される水鳥の様子がニュースになると動物愛護という観点からも警鐘が鳴らされています。
そこで注目されているのがリサイクルダウンという考え方です。
一定期間使用したダウンは、洗濯などによりバージンダウンと比べ初期の不純物がすでに取り除かれた状態になっています。
そのため再び選別をすればより良質なダウンとして再利用することが出来るのです。
ダウンの寿命は使いかた次第で人間の平均寿命よりも長いのだそうです。
また、ダウンを焼却処分する際に発生する二酸化炭素と、原産国から運ばれる輸送に関わる二酸化炭素の排出も抑えることができます。
不要になった羽毛を焼却せずに再利用する取り組みをおこなっている会社がいくつか存在します!
例)・株式会社アーバンリサーチ
・株式会社ストライプインターナショナル
・株式会社ユナイテッドアローズ グリーンレーベルリラクシング
etc
他にもこういった取り組みをしている会社はまだまだあるので気になる方は調べてみてください!
ダウンに限らず、ウールをリサイクルする動きもあります。デザインが古い、飽きたなどの理由で処分する前に、もう一度使われるような工夫をすることがスマートでサスティナブルな生き方になってきました。
ダウン誕生にまさかこういった背景があっただなんて、、、
先人たちが考えぬいて生み出した洋服をこれからも愛し続けていきたいですね!
最後まで読んでくれてありがとうございます☺️
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是非チェックしてみてください!
参考文献↓
中川政七
https://story.nakagawa-masashichi.jp/44480
GXOMEN
https://blog.gxomens.com/history-of-down-jacket/
Green Down Project
https://www.gdp.or.jp/
編集サポート ogi おっくん
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